ISO/TC295 監査データサービス総会2023年12月

ISO/TC295 監査データサービス総会2023年12月

会議の概要

2023年12月12日から13日、オランダの風光明媚なエグモンド・アーン・ゼーのHotel Zuiderduinで、ISO/TC295「監査データサービス」の総会が開催されました。この会議は、国際的な監査専門家たちが集結し、最新の進展とイノベーションを共有する場となりました。

Hotel Zuiderduin

会議はHotel Zuiderduinで行われ、そのロケーションは参加者にとって特別なものでした。このホテルは、Zeeweg 52, 1931 VL Egmond aan Zeeに位置し、美しい海岸線とリラックスできる環境が特徴です。

概要

この会議では、以下のような重要な議題が取り上げられました。

作業部会の状況報告

全体の状況報告に続き作業部会の状況が報告されました。
中国からは、ISO 21378:2019を国内標準に反映するための作業状況および中国が主宰している給与データについての草案作成状況が報告されました。
オランダが主催する関税などの間接税についての草案作成状況が報告されました。

セマンティックモデルについての取り組み状況報告

私が主催するStudy Group 1 Semantic modelの活動状況報告とこの勉強会を踏まえたIS0/AWI　21926 Semantic model for audit data servicesの報告を行いました。

監査とAI1

オランダ、中国、インドによる監査へのAI適用に関する提案では、これらの国からの提案は、AIを監査プロセスにどのように統合し、利用するかに焦点を当てました。

ESG報告の監査

中国と日本からのESG報告の監査に関する研究会の提案では、ESG報告の重要性が共有されました。
また、日本からXBRL JapanのPOCに基づくUniversal Audit Data Converterの紹介では、XBRL JapanのPOCに基づいて開発されたUniversal Audit Data Converterを紹介し、ESG報告の標準化と効率化について議論しました。

ESG報告の完全性と精度を追求する監査の革新
 汎用監査データ変換器(Universal Audit Data Converter, UADC）