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DP1に基づく新規提案項目 ISO/NP TS 25388の承認について
ISO/NP TS 25388「監査データサービスのためのXBRL詳細データ」の新規作業項目提案 (NP) が正式に承認されました。これにより、XBRL(拡張ビジネス報告言語)を用いた監査データサービスにおける詳細データの標準化に向けた重要な一歩が踏み出されました。
DP1の条件のうち、少なくとも4つのPメンバーは、賛成投票した国が対象だということでComitte Managerと今後の対応について協議中です。(2024-10-26追記)
1. 新規提案項目の判定条件 (DP1)
新しい作業項目提案の承認には、以下の両方の条件を満たす必要があります:
- 条件 (a) – 2/3 の賛成多数: 投票するPメンバーの2/3以上が作業項目を承認する必要があります。棄権票と正当な理由のない反対票は計算に含まれません。
今回の場合、有効票は5票(5票の棄権を除外)、2/3の賛成多数を得るには最低4票の賛成が必要です。 - 条件 (b) – 参加表明: (賛成投票した国の中から)少なくとも4つのPメンバー(16メンバー以上の場合は5メンバー)が専門家を指名して積極的に参加する必要があります。(2024-10-26追記)
2. 投票結果
以下は、ISO/NP TS 25388に対する投票結果の概要で、各メンバーボディからの投票を示しています:
国 (メンバーボディ) | 賛成 | 反対 | 棄権 | 参加 |
---|---|---|---|---|
中国 (SAC) |
X |
|||
フィンランド (SFS) |
X |
Yes |
||
インド (BIS) |
X |
Yes |
||
イタリア (UNI) |
X |
|||
日本 (JISC) |
X |
Yes |
||
クウェート (KOWSMD) |
X |
|||
オランダ (NEN) |
X |
Yes | ||
フィリピン (BPS) |
X |
|||
ロシア (GOST R) |
X |
|||
タイ (TISI) |
X |
|
3. 結果
- 条件 (a) は満たされました:5つの有効投票のうち4票が賛成し、2/3 の賛成多数(最低必要票数は4)が得られました。
条件 (b) も満たされています:4つのPメンバーが参加を表明し、最低要件が満たされました。
したがって、ISO/NP TS 25388 – 監査データサービスのためのXBRL詳細データ の新規作業項目提案は 承認 され、標準化プロセスが進展します。
賛成投票の中からの4か国という条件でしたので、条件が満たされていません。Comittee Managerと対応協議中です。(2024-10-26追記)
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